平成27年11月6日の相談・業務
先日登記申請していた住宅ローン完済による抵当権抹消登記が完了していましたので、堺法務局に完了後の書類を回収しに行きました。登記件数が多い場合は、約1週間程時間がかかりますが、今回は、2日間で登記が完了していました。
本日は、主に過払金返還訴訟の準備書面に時間を費やしました。数年前までは、一度完済してから数年空いてから再度取引を再開しているという内容の、「取引の分断」という論点で争うことが多かったのですが、最近は、支払いを遅延したことに対する「遅延損害金」に関する論点で、貸金業者が争ってきています。
支払いを遅延した場合に、遅延損害利率で計算されてしまうと、過払金が大幅に減ってしまう為、原告の代理人としては、きっちり反論をする必要があります。今回は、ノーローンのシンキに対する訴訟でしたが、予想通り、遅延損害金に関する主張がありましたので、書面で反論をしました。
明日の土曜日も、別件でレイクに対する過払金返還訴訟(本人訴訟)の打ち合わせを行います。莫大な過払金が発生していますが、途中で支払いの遅延がある為、業者から主張されるであろう論点等の説明を行い、今後の方向性を話し合う予定です。