・ギャンブルや浪費等が原因で作った借金でも任意整理できますか？

⇒自己破産とは違い、借入れの理由は影響されませんので、ギャンブルや浪費等が原因で作った借金であっても手続きをすることができます。

・現在、無職なのですが任意整理できますか？

⇒任意整理は通常３年間かけて返済を続けていくので、収入のない無職の人が利用するのは原則としてできません。ただし、次の就職先が決まっているなど、返済のめどが立っている場合であれば利用することが可能です。

・アルバイトやパートであっても任意整理できますか？

⇒アルバイトやパートであっても、継続的な収入がある場合は手続きをすることができます。

・手続きの期間はどれくらいかかりますか？

⇒任意整理をする業者にもよりますが、通常は受任してから６ヶ月ほどかかります。過払い金が発生している場合はさらに時間を要する場合があります。

・任意整理をするとどれくらい借金が減額されますか？

⇒平成２０年よりも前から取引されている場合は、過払いになっている可能性がありますので、現在の元金よりも減額できる可能性があります。

・家族に内緒で手続きができますか？

⇒任意整理は裁判所を通さずに司法書士が業者と直接交渉をするので、内緒にして手続きをすることは可能です。ただ、任意整理は生活を建て直すために、同居の家族の協力が必要となりますので、家族の方にも説明することをおすすめします。

・特定の業者だけを任意整理することは可能ですか？

⇒可能です。自己破産や個人再生はすべての業者を対象としなければならないのに対して、任意整理は自由に業者を選んで手続きをすることができます。

・保証人に迷惑はかかりませんか？

⇒司法書士が受任通知を業者に送付すると、本人に対する取立ては禁止されますが、保証人にはその効力は及ばず、保証人に請求がいくことになります。保証人の方も支払いができない場合は、一緒に債務整理手続きをする必要があります。ただし、任意整理は業者を選んで手続きができるので、保証人がいる借金は任意整理をせず、それ以外の借金を整理することで、保証人に迷惑がかからないようにすることが可能です。

・税金や国民健康保険料、社会保険料なども任意整理できますか？

⇒税金、国民健康保険料、社会保険料など国に対する債務については任意整理の対象とはなりません。しかし、一時的に税金等の支払いが厳しい場合には、市町村役場等に相談すると、分割払いに応じてくれるケースもありますので、お近くの市町村役場等に相談されることをおすすめします。

・自動車ローンを任意整理できますか？

⇒自動車をローンで購入した場合、通常はローンの支払いが終わるまでの間はローン会社に所有権があります（所有権留保）。よって、任意整理をするとローン会社から車の返還を請求されてしまうので、車を残すことができなくなります。

・和解成立後に給料が下がり、支払いを続けるのが厳しくなりました。どうすればいいですか？

⇒支払いをせずに放置すると業者から訴訟を起こされ、最終的に給与の差押えを受ける可能性があります。やむを得ない事情で支払いができなくなった場合は、すみやかに業者に連絡を取り、支払い方法について協議するようにして下さい。業者が応じない場合、あらためて司法書士等に相談し、自己破産等の手続きを検討する必要があります。